1954-12-03 第20回国会 衆議院 予算委員会 第2号
一にぎりの財閥の見解で、時の政府と與党が頭を下げて、この財界の意向に汲々としなければならぬゆえんのものは、それらの基幹産業に対する国民をだしにしたリベートではないか。私はこの根本的な今日の保守政党のあり方というものが、疑獄を生んでいるということを総理に申し上げたい。
一にぎりの財閥の見解で、時の政府と與党が頭を下げて、この財界の意向に汲々としなければならぬゆえんのものは、それらの基幹産業に対する国民をだしにしたリベートではないか。私はこの根本的な今日の保守政党のあり方というものが、疑獄を生んでいるということを総理に申し上げたい。
日本ではどうもFBIの制度はむずかしいという私及び私の属しておる與党の共通した考え方でございます。もう一つ、首脳部がみんな国家公務員だからこれで押えてしまう——私はそうとらないのです。昨年あなた方よりおしかりを受けまして、よく反省してみて、今度警視正だけにする。府県によつて違いますが、多くて四人、少くて二人、ほんとの府県に属する警察職員は二千人くらい。そこへ入つて行く。他郷へ入つて行くのです。
○木内四郎君 あなたはまあ大蔵政務次官じやないというから、厚生省のほうの関係のかただけれども、與党のかたですから、與党の心構えを……(笑声)こういう大事なものを荏苒放つておいてもいいかどうか……。
私突然理事に指名されたのですが、こういうことをこの席上で質問する前に御相談をしておくべきであつたのですが、今出て来たばかりですから、ちよつと與党であるけれども、委員長にお聞きしておきたいと思います。
それに対しまして、與党側を代表しての草葉君の発言も、與党側としては御尤もな発言だと思います。併し一応考えてみますというと、八月二十八日に衆議院が解散される当時、緊急質問を国民に代つてしたい問題が山積しておりました。ところがああいう抜打解散で、質すこともできずに総選挙となつたわけでございますが、自由党さんの内部事情も関連して、組閣完了も相当時間的に手間どつたようでございます。
そうなれば、地方はよけい混乱するのではないかということから、自由党の態度を何らかの形で御表明いただいて、地方に迷つておるものを何とか迷わないようにしまして、この際小林君の質疑はやめたらどうかという相談も実はいたしたのでありますが、これにつきまして政府に聞くわけにも行きませんけれども、與党たる自由党の諸君がどうお考えになつておられますかを一応お聞きいたしましてそれによつて小林君の質問を取消したいと思います
必ずしも自由党の天下だからということでなしに、どこの天下になろうとも、どこが與党になるにしても、国家のルールというものは一貫して守られて行かなければ、将来非常な問題をかもすことになるだろうと思うのです。これに対して事務総長はどうお考えになりますか。
議事の進行上から見て、決議案並びに緊急質問は時間のある限りやる、しかし十二時までといつても、あと事務的な関係もあるので、その点はそれをどうしたからといつて與党も野党もプラスでも何でもないのだから、事務的な関係に要する時間をきめて、十時三十分なら十一時三十分までやつて、その間に上程のできなかつたものはやめて、あとは最後の十分なり十五分で事務的な処理をやるということにしたらいかがです。
討論をするように議長は一応は慫慂しながら、この演壇を占領しておる與党議員を座席につかせることなく、この演壇を占領しておる與党議員の態度を認めながら、(発言する者多し)野党の発言者の言論を封殺したということは、民主政治家のとるべき態度では断じてありません。(拍手)この言論を封殺し、暴力を用い、自由党の議会運営の拙劣さを防禦しようとした副議長の態度は、断じてわれわれの容認し得ない点であります。
○田万廣文君(続) 先ほど賛成討論に立たれました方からもお話がございましたが、投票権の行使中におきまして、これを一方的に抑止したあの岩本副議長の態度、あるいは閉鎖後に與党の議員をこの議場に入れたがごとき行為は、明らかに不公平な行為でなければならない。これをあえてしても二百八十四名という多数で押し切る政治が、今日の暴力主義的破壊活動の原因になつていると私は思う。
私ども、昨日の副議長の議事の進行ぶりを拝見いたしますと、この国民議会の議長の席にいる岩本氏の行動は、あたかも政府あるいは與党たる自由党のみの議長であるかのごとき印象を受けたのであります。かかるへんぱ的な議長は、明らかに国会法第十九條において否定されなければならない。
(「そうだ」と呼ぶ者あり)従いまして、このことは具体的にどう現われておるのか、一つの実例を以ていたしまするならば、教育委員会の問題につきましては、政府が提案して與党の自由党が反対をする。義務教育費国庫負担法に対しては、(「そんなことは話が違う」と呼ぶ者あり)教育の尊重を考えた自由党の良識ある議員の何人かの人が発議したものに対して政府が反対をする。一体これで何の政党政治でありましよう。
(「その通り」「衆議院が何をやつているか見て来い」と呼ぶ者あり、拍手)而も明日一日間会期を延長するという以上は、政府與党においては、明日一日間を如何にして能率的に、政府が企図したところの法律案の通過を企図せんとしておるかという質問に対して、與党を代表して草葉国会対策委員長は、議院運営委員会において私に何ら満足するところの答弁を與えなかつたのでございます。
而も最も真劔に取組まなければならない衆議院、即ち(「人事委員長はどうした」と呼ぶ者あり)與党の絶対多数を占める衆議院におきましては、その議院の運営方針につきましては與党の決定通りにやれるわけなんであります。
○志田委員 最後に、いわゆる新経済政策というものは、政府及びもちろん與党としても早急に検討してつくらなければならぬ問題でありますが、政府の新経済政策、伝えられるところによる政策には、輸出振興の前途については何も具体的にうたわれてないやに、これも漏れ承るのであります。
この問題は與党、野党にかかわらない問題であります。
○議長(佐藤尚武君) 第一段の点は、ああいうような動議とり上げ方について與党側から私が脅迫されたというような疑いが多分に野党側にあるというお話でありましたが、これは先ほどもはつきり申上げました通りに、そういつたような脅迫がましいことであるとか、或いは強要がましいことであるとかいうことは断じてなかつたのでありまして、この点は私が率直に申上げます。
その多数は今回の破防法案の場合は與党側にありました。が併し、そうでなくて、この次の場合にはどういう、何かのめぐり合せで野党側のほうが多数にならんとも限らないのであります。野党側と申しまするのは、その場合には或いは緑風会も野党側のほうに入ることは皆無ではございませんでしよう。
且つ私の拝見しておるところでは、議長は議事のお裁きの上においては、今日御自身が御言明になつた通りに、公平過ぎるほど公平におやりになつておられる、これは與党側からもそういう声が出ております。が、公平に今日までお取扱い頂いておつて、いわゆる権道を弄するかたではなかつた、私はかように拝見しております。
これは当然の意見であるにかかわらず、與党や同調の諸君はこれを無視し去つたのであります。千仭の功を一簀にかくとはこのことであると思うのでございます。その第二点は、七十七條の灌漑排水施設の引渡しに関してであります。
(拍手) 先般来、地方行政委員会におきまして、與党と野党との間にあつて、常にこの勢力の相伯仲する間にキャスティング、ヴオートを握つて来られたのは、緑風会出身の二人の委員のかたでありました。これらの方々は、いつも、その政治力をば大いに御発揮になりまして、警察制度その他の地方行政の官僚主義化、反動化のために、いろいろ御奮鬪になつて来たのであります。
この法律は当然政府提案は当然政府提案にかかわらなければならなかつたのに、天野文部大臣は、與党自由党の議員提案にするならばうまく行くだろうというようなお考えで、これを與党自由党の議員立法にしたところが、與党自由党におきましては、天野文部大臣の構想を入れることなく、全くここに、からつぽのものにしてしまつた。
すでに地方財政委員会が存在いたしておりましても、平衡交付金その他、政府、與党の勢力扶植に悪用せんとする意図を有しておりまするので、これが廃止せられました曉においては、一層地方財政が政府並びに與党のために悪用せられる危險なしとしないと信ずるのあります。 又全国選挙管理委員会の廃止は更に重大であります。なぜならば、選挙は民主政治、議会政治の根幹であり、基盤であるのであります。
国会というところは、勤務條件が非常に激しくなるというときは、必ず重要な法案若しくは予算とか、重要なる議案の與党と野党の常に激しい対立のときに、必ず私たちの労働時間というものが延長されるという、まあ今までの経験があるわけでございまして、そのときに私どもは苦しいんだということを強く言うことが、非常に政治的に聞こえるという点で、私どもは非常に苦しいということさえ控え目にこれを言つておるようなわけでございまして
與党の気に食わぬ場合もあると思います。それが野党に歓迎される場合もあろうと思います。直ちにこれを以て政治活動なりということで国会職員法の違反だ。
従つて行政委員会が野党の反対にもかかわらず殆んど政府の企図せられておる通りに決定した、或いは決定することがはつきりわかつて来たということだけでも今回の機構改革は一応政府並びに與党としては満足していい性質のものでありまして、外局や或いは部制が復活したりしたことを以て機構改革案が骨抜きになつたというように考えるのはとんでもない認識の誤りであると私は思つておるのであります。
現在の政党政治の状況を見まするというと、これは国民等しく相当に憂慮されている点でありまして、現在の政府與党の活動状況を見ましても、一から十まですべてが正しいことであるとばかりに信じている国民だけではないと私も思います。
ただ併しながらこれがややもするというと、昔の官僚式の形に返つて来て、そうして政府なり或いはその與党がこれを悪用する嫌いがありはしないかということを世間の一部の人も心配しておる人があります。又私の察しまするところ、これに従事しておりまする公務員の諸君のうちでも、多数の人がそういう疑惑を持つておられるやに察せられる筋もあるのであります。
(「その通り」と呼ぶ者あり)即ち政府は、これだけの経費を承認してもらいたい、併しながらこの経費算定の合理的な基礎たる駐留軍の部隊の数などについては、これを明らかにすることができぬという態度で、與党の多数を頼んで押し切つたのであります。
それは政府当局の請託を受けて出す場合も十分考えられるのでありまして、特に三権分立が行われているアメリカのごときは、政府は法律案の提出をしないのでありますから、政府はこういう法律を作つて慾しいというときには、與党に理由を通じて、そういう法案の提出を国会に出すのでありますから、それと同じように政府当局の、殊に警察行政の中央集権化、地方警察制度の非民主的な逆転回を企図しているところの旧官僚諸君の請託に基いて
従来の選挙におきましても、地方の消防団が與党の線に沿つて動いたことは明白なんです。而も選挙法によりましても、地方公務員の選挙運動は全面的に禁止いたそうといたしておりますが、消防団員に対しては何ら制限がありませんので、全国的な消防団の組織を作り上げまして、それに公然と選挙運動をやらせまして、今度の総選挙に臨もう、こういう意図は明白だと思うのです。
かかる状態は、実際上内閣が勝手に任命する総裁、副総裁を通じて、政府の、若しくは與党の、若しくは政府背後の権力的意思によつて、如何ようにも電通事業を左右し得ることを実証するものである。まさに委員会制度に名をかりる偽装民主主義の典型だと言つても過言ではないのであります。問題はそればかりではありません。
政府與党が現在の国際情勢を全く無視して、一夜作りのかかる利権法案を以てこのような独占私有化した株式会社を設立し、まさに行われんとする総選挙に備えんとすることは、八千万国民と共に断じて許し得ないところでございまして我々は断固としてこれに対して反対するものでございます。(拍手)
次に、先ほど来、多くの方々が触れられたようでありますけれども、衆議院の今の運用を見ますれば、與党のかたには相済まんのでありまするが、多数を擁する政府與党の提出せる議案が常に余り理論的に論議されずに、多数なるが故に相当非民主的な形態において原案が通過しておるのであります。かようなごときことは、憲法が無視され、国会の審議権が蹂躪せられておるということであろうと私は考える。